あらすじ
世の中には、目に見えない幸運を司る魚が
空中をフワフワ飛んでいて、
私達の「ラッキー」は、その魚に大きく影響されていて。
なんてことをある博士が独自の研究を経て発表したものの、
「んなわけあるかい」と一蹴されたとかなんとか。
しかし後に彼は、必死の研究の末についに一匹の
「ラッキーフィッシュ」の捕獲に成功したとかなんとか・・・。
―――まるでツイてない私は目を覚ますと、
見知らぬへやに閉じ込められていた。
ため息をついた背後には、フワフワと一匹の魚が浮いていて・・・。
幸せを求めて幸運に振り回される、おかしくも悲しい狂騒劇。
出演
石井実可子
西山明宏
隠塚詩織
野間銀智
澤栁省吾
柴田伊吹
あわたかれん(CGE)
古賀駿作
古賀瑞歩
萩尾ひなこ(SPARKLE PROMOTION)
矢上サリオ
脇野紗衣
脚本・演出
川口大樹
日程
2019年5月2日(木)~5月6日(月)【全6回】
会場
甘棠館show劇場
スタッフ
舞台美術:中島信和(兄弟船)
照明プラン:礒部友紀子(有限会社サム)
音響:鶴丸力哉
期間>2018年5月29日(火)〜6月1日(金) 全6回
会場>甘棠館Show劇場(福岡)
出演>石井実可子・西山明宏・隠塚詩織・野間銀智・中島日菜子
脚本>川口大樹
演出>川口大樹
説明(川口コメント)>
四畳半って、貧乏だけど幸せだったね。みたいなイメージあります。
何もない部屋から、いつか来る希望の夢を見る、
今は不幸だけどいつかきっと、の、そこはかとないガッツを感じます。
幸せに向かって高く跳ねるためのロイター板的な。
一方、六畳一間には、四畳半にはない、プラス一畳半分の微妙な余裕を感じます。
四畳半ほどの切迫感もなければ、そこからにじむ、いつかやったるぞの覇気もない気がします。
そんな低反発な空間からは、何と言いますか、現代的な不幸の匂いがします。
ぼんやりと満たされてしまうゆえの不幸。
背伸びしなくてもそこそこ心地よい不幸。
余裕と不幸の隙間にたゆたう、モニャモニャとした奴ら。
そこに現れた唇と秘密。
剥がれる壁紙と嘘。
主催>こわせ貯金箱/万能グローブガラパゴスダイナモス
共催>スリーオクロック